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GPartedLiveUSBで使用中Ubuntuパーティション変更

vuePress-theme-reco KEN    2019 - 2023

GPartedLiveUSBで使用中Ubuntuパーティション変更

KEN 2020-08-10 Ubuntu16.04GParted

# 概要

Dockerを使用していたらディスク容量が足りなくなってしまった。

色々考えたがパーティションを変更する方が早そう。

GParted Live USBを作成し、使用中のUbuntu機のHDD(SSD)パーティションサイズを変更する。

# 経緯

  1. Pytorchをいじろうと思ってDockerをUbuntuマシンで立ち上げる
  2. コンテナを何個か作っていたら容量の警告が出る
  3. SSDは512GBあるが、購入時、ネット記事を参考に初期設定したらほぼ/home/以下に容量を振ってしまっていた(不覚...)
  4. Docker関連ファイル保存先を変更しようとした[1]がうまくいかなかった
  5. Dockerファイルがあるパーティションのサイズを変更した方が早そう
  6. 使用中マシンのSSDはアンマウントもパーティション変更もできない
  7. GParted Live USBを作成することに

# GParted Live USBの作成

必要ファイルをダウンロードし、GParted Live USBを作成します。

# zipダウンロード

.isoファイルからイメージディスクを作成する方法がよく出てくるのですが、バージョン変更等に対応しやすいことと、何より面倒なのでUSBで作成します。

ファイルサイズ自体は1GBもないと思うので、8GBのUSBで十分だと思います。

GParted LiveCD公式サイト に進み、downloadページへ。

テスト版等ありますが、安定版(Stable)の最新版を使用しました。

わかりにくいですが、Stable directory (.iso/.zip) (for i686, i686-pae and amd64 architectures)と書いてあるリンクへ。

記事執筆時点での最新安定版は1.1.0-5です。

.zipファイルは

  • i686
  • pae
  • amd64

と3種類ありますが、amd64で大丈夫です。(10年以上前のWindowsを使用しているとかでなければ...)

参考:手軽にパーティション編集できる GParted Live 1.0.0-beta1-2 を使ってみよう

# Windowsでブートディスクの作成

ダウンロードした.zipを展開し、ブートディスクとして使用できるようにします。

ブートディスクとして使用できるようにするための.batファイルが含まれているのですが、Macでは実行できないのでWindowsを使用します。

ダウンロードしたファイルをUSBドライブ内に展開。

ドライブの直下に/boot/ディレクトリ等がある状態にする必要があります。

ここから.batファイルを実行しますが、誤ってWindowsのディスク上で.batファイルを実行すると、Windowsが起動しなくなる恐れがあります。

なのでもしWindows上で.zipファイルをダウンロードした場合は、.zipファイルごとUSBに移動してしまうか、実行前にWindows側のファイルは削除する等して、Windows側にファイルを残さないようにした方がよいです。

ここまでできたら、以下のファイルを右クリックし、管理者として実行します。※ドライブパス文字はUSBドライブによって変わります

E://utils/win64/makeboot64.bat

すると、以下のようなコンソール画面が出てくるので、何かキーを押します。

管理者として実行していれば、数秒後以下のように表示されて作成が完了します。

# UbuntuのBootディスク変更

Live USBが作成できたので、Ubuntuマシン側のブート設定を変更します。

マシン起動後、BIOS画面に入ります。

僕が使用しているThinkPadの場合、電源押下後にF1キーを押して入りますが、機種によってF2だったり色々です。

タブ名等も各BIOSによって異なりますので、適宜読み替えてください。

BIOS画面に入ったら、StartupタブからBOOTメニューに進み、ディスクの優先度を変更します。

こんな感じで、内臓SSDが最優先にしてある(かもしれない)ので、USB関連より起動優先度を下げます。

これでUSBを挿した状態であれば、USBからBOOTされるようになりました。

# GParted Live USBでGParted実行

マシンを通常起動し、GParted Live USBを起動します。

Live USBの機能にScreen Shotがあったのですが、うまく撮れていませんでした...


この画像結構好き

こんな画面がでて、選択肢がたくさん出るので、

GParted Live(Default Settings)

を選択します。

あとは通常Ubuntuで使用するGPartedと使い方は変わりません。

変更したいようにパーティションを組み直したら、Applyで完了させてください。


スクショ撮れず。

パーティション変更が完了したら、再びBIOSに入り、BOOT優先度をSSD(HDD)最優先に戻し完了です。

# 注意点いろいろ

# Partition変更について

GParted起動時にも表示されますが、/boot/が含まれるパーティションを移動、変更するとUbuntuが起動しなくなる可能性があります。

僕の作業時は/boot/が含まれるディレクトリの拡張で済んだので大丈夫でしたが、作業前には必ずバックアップ[2]を取ることをお忘れなく...

# パーティション間の1MB未割り当て領域

GPartedでの作業時、パーティションとパーティションの間に1MBの未割り当て領域ができてしまい、変更ができない、ということがありました。

結果として解決したのですが、備忘メモで残しておきます。

パーティション割り当ては、このような順番になっています。


(1)`/`以下 (2)SWAP (3)`/home/`以下

画像が残っていないのですが、最初、右端に1MBの未割り当て領域が残ったままになってしまいました。

以下の手順を踏んだところ、未割り当て領域をなくすことができました。

  1. (3)の領域を縮小
  2. (1)の領域を拡大
  3. ここで(1)と(2)の間に1MB未割り当て領域が発生
  4. (2)を(1)側へずらす
  5. 3.で発生した未割り当て領域が(2)と(3)の間へ移動する
  6. (3)を(2)側へずらす
  7. 全ての未割り当て領域が一番右端にまとまる
  8. (3)の領域を増やす

  1. Docker関連のファイルは、デフォルトで/var/lib/docker/以下に格納されている ↩︎

  2. 自分は割と壊れたらまたUbuntuインストールすればいいや、くらいだったのでバックアップも取らずでした...(超非推奨) ↩︎